2014.03.01
スタッフブログ
寒暁の雌阿寒岳 前編
みなさまこんばんはkeikoです。
今日も穏やかで暖かな1日。いよいよ3月スタートです!3月に入ると本州の各地から花の便りも届き、いよいよ春だなぁ・・・と思いはじめる頃ですよね。しかし実際阿寒湖のサクラの開花は5月中から末、まだまだ春は先かな・・・ うん。
今週の晴れ間を利用した山行、ブログにUPしないでおりましたら読者の方々から催促をいただきましたのでいよいよ公開!(ありがとうございます、決して出し惜しみではありませんよ汗)
では早朝の雌阿寒岳前編をどうぞ!(^^)
人はなぜ山に登るのだろうかとよくよく耳にしますが、真冬の2月、しかも真っ暗な中とくるとまぁ普通の人は首を傾げる。我ながら欲深いなと呆れながら、野中温泉の雌阿寒岳登山口を出発。
樹林帯は穏やかだったが真っ暗で、森の輪郭が頭上で陰になっていた。ここはアンカーで登る。雌阿寒岳のご来光登山は4,5回登っているが冬はこれが初めてだった。ちょっとドキドキする。それはこれから出会う景色への期待も込められていた。
3合目を超えてハイマツ帯に入る。
東の空は徐々に明るくなってきていた。今回はご来光登山ではなく早朝登山。冬の雌阿寒岳がどのように明けていくのかを見守った。
あぁ・・・何と言う景色! もうこんな色具合の空を見られただけでも幸せです。
3合目からはトップを行く、慎重に大沢の渡り口を登り4合目から7合目の直登を進む。雌阿寒岳で一番きついのがここじゃないかな~
4合目を過ぎると突然冷たい風の中だった。ゴーグルとヘストラのミトンを出す。寒いよ~とちょっと泣きたい気持ちになった。先頭のお仕事は、後方メンバーのためにも登りやすい道をファインディングしなければならない。しかしところどころハイマツのトラップや深雪に足をとられると体がバラバラになりそうだった。辛いよ~(涙)
難所を過ぎると、稜線の向うから光りの放射を感じた。あの向うにいったいどれほどの源が存在しているのだろうと・・・
普段は人が入った写真はあんまり撮らないのですが、この朝は人がいてこその冬山の美を感じた。この場所に今いることが美しくて輝かしくて仕方がなかった。みんな凄いよ!
山とは何と魅力的な場所なのだろう。
先ほどまでの風もおさまり、困憊の体をゆっくりと引きづり頂上を目指した。
つづきはまたのお楽しみ♪ さぁどうなるどうなる(^^)
今日もご訪問いただいたお一人お一人に感謝いたします。
『ありがとうございます。』
北海道釧路市阿寒湖温泉ニュー阿寒ホテル keiko