2014.03.02
スタッフブログ
寒暁の雌阿寒岳 後編
みなさまこんばんはｋｅｉｋｏです。
久しぶりに夕方から雪の阿寒湖。ふわふわの雪がゆるゆると降っています、そうゆうところも春ぽく感じてしまう３月。
冬好きの私としては、春の兆しがちょっぴり寂しいのです。
ではでは雌阿寒岳後編をどうぞ！ 難所を過ぎると睡魔に襲われはじめた私。登山後、睡眠１時間の登山に悲鳴。
いよいよ９合目を過ぎる、冬の太陽が雌阿寒岳山頭部の火口の縁をなぞるように照らしていた。素晴らしい・・・何度もここまで来たが、朝陽の色味に敵う色味はない。どこをみてもパタゴニアとかモンベルのカタログやポスターみたいな世界が広がっていた。すごいよ！阿寒！
そして目の前に一糸纏わぬ阿寒湖と雄阿寒岳が現われた。
すごい！４年目にしてやっと１００％の快晴です！まぁ私らしいっちゃらしい・・・ しかし同行者たちは、冬雌阿寒は２年目２回目と初の二人。本当に恵まれていますよね・・・こんな景色を拝めるなんて！
もうみんな疲れもふっとんだように、嬉々として写真を撮りながら思い思いに山頂をめざしていた。
お疲れ様でした！ 生まれたての朝に包まれる温泉街を眼下に心地よく眺める。
「途中挫折しそうになった人～？」と質問しておいて「はーい！」と自分で答えた私。しかしこの景色を眺めた時、すべてが心地よくリセットされる。なぜだろう・・・辛い時はいつもそうだ。
さて山頂は信じられないほど穏やかで、朝食を作ることにした。今日は山仲間に好評レシピの新バージョン♪
今日のメニューは、～餅入りあんかけ塩ラーメン雌阿寒岳風味～ みんなで美味しくいただきました。一緒に苦楽を共にしたメンバーへの恩返しは温かいごはん。「美味しい！」と言っていただけることが私のご褒美です。そして・・・ご飯を食べると何だか心地よくなってきて・・・うとうと。。。
うとうと。。。バカンス気分で寝てみました。（背中にスノーシューを敷いてザックを枕にします） これほどの贅沢があるんだろうか・・・
剣が峰、雄阿寒岳、斜里岳を望み、逆側には北大雪、表大雪、東大雪、日高の山々が間近に見えました。ニペソツや石狩連峰が見え、この数日前に訪ねた表大雪もばっちり。
ブラボー！「降りたくなーい！」とすっかり山頂で長居。早く誰か登ってこないかなと、この素晴らしい感動を共有したい気持ちになる。
１時間半ほど山頂でのんびり過ごし、後ろ髪を引かれながら下山。９合目を降りたところで登山者と出会った。「あれ？」お互い同時に気が付いた。何と地元の健脚２人組。
ホントに雌阿寒岳登る人増えたよな・・・誰のせいだ？と言われる（汗）。確かにこの４年でも歴然、本当に冬でも愛される地元の山になっている。私も今季３回目、それでも毎週来たくなるほどの良い山です。しかし身近になればなるほど事故なども起きています。冬山装備は必須。
１，４９９ｍとはいえ本州の２，０００ｍの冬山と同じかそれ以上の気象条件とお考えいただき、無理せず安全に楽しんでほしいです。（北海道警察安全登山情報）
この日はワタリガラスはほとんど見なくて、ホシガラスが間近に！鳥が分からない私も、模様の愛らしいホシガラスさんは好きなんですよね～
雌阿寒岳の山麓散策なら阿寒ネイチャーセンターのツアーがおすすめ！みなさまがご覧になられる日はどんなでしょうね。
今日もご訪問いただいたお一人お一人に感謝いたします。
『ありがとうございます。』
北海道釧路市阿寒湖温泉ニュー阿寒ホテル ｋｅｉｋｏ
