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2014.03.06

スタッフブログ

冬の大雪山黒岳

みなさまこんばんはkeikoです。

今日は低気圧で荒れた北海道、まだまだ心配ですね。

さて冬の大雪山への憧れはずいぶん前からあって・・・山岳写真家市根井孝悦氏の大雪山や日高山脈の厳冬期の写真を見た時、いつかは私も・・・とふつふつとわき上がっていた。

しかしなにぶん写真も山も素人で徐々に登りつめて行くしかない。ということで12月の旭岳に続き、2月に念願の黒岳へ行ってきました。

冬の大雪山黒岳

とりあえず層雲峡からロープウェイとリフトで7合目まで一気に上がる。こちらも旭岳同様冬はスキー場になっているんですよね。助かりますよね・・・♪

「上までリフトでいいのにな・・・」と切り立った山頂を見上げる。大雪山の入口黒岳、夏のジグザグの登りに比べれば冬の直登は楽といえば楽。ダケカンバの樹林をスキーヤーの後を追って登る。

冬の大雪山黒岳

眼下は雄大に広がり、空は潔く青く、適度に引き締まった斜面はラッセルが楽だった。もしかして黒岳ってこれでいけちゃう?冬の縦走も夢じゃない♪

と思っていると、まねき岩直下の8,5合目から突然目の前が壁になった。慌ててストックをスコップに持ち替える(私はピッケルではなくスコップ派)、下を見ると高度感に足がすくんだ。のぞきこまないと下が見えない恐怖。。。正直写真どころじゃなかった(汗)

冬の大雪山黒岳

同行者もピッケルを慎重に指しながら進んでくる。その後ろにはスキーを担いだスキーヤー。角度が有り過ぎて下の方をのぞくのが怖かった。「こわいい~涙」

冬の大雪山黒岳

落ちたくない、落ちてたまるかとMSRを斜面にくいこませる。ガリガリの斜面、前の登山者の足跡をたどる。

少し安定した場所に来て、スコップで掘りかえして場所を作り休憩。休憩場所は作るものだと知った・・・ う~む、このルートは下れないな(汗)

休憩後はそのまま登り、黒岳山頂へ到着。

冬の大雪山黒岳

ブラボー!表大雪!夏に見慣れた桂月岳、上川岳、凌雲岳、北鎮岳、北海岳、赤岳、烏帽子岳・・・全てが真っ白だった!あぁやっぱり大雪は大いなる大地、カムイミンタラです。黒岳山頂には雪がほとんどなかったのが不思議でした。地熱か風に因るものか分かりませんでしたが・・・

山頂では見知らぬスキーヤーやボーダーたちと労を労い合う、こうゆう時の心の垣根は非常に低い。外国人の方もいて彼らは山頂でのんびり過ごしていた。スノーシュー組は私と同行者だけだった。スキーに比べれば、スノーシューは登りも下りもしんどい。帰りはアイゼンに履き替え、まねき岩直下へトラバースして下山。目がくらむような高度感に足が何度も震えた。高いところ苦手なんですよね(汗)

夏の大雪山は一面の花畑を見に多くの登山者の方々が訪れます。冬を見てこそ一層、私もまた訪ねるのが楽しみになりました。

ちなみに夏の黒岳から見た表大雪はこんな感じ↓ うん素晴らしい!

冬の大雪山黒岳

今日もご訪問いただいたお一人お一人に感謝いたします。

『ありがとうございます。』  

北海道釧路市阿寒湖温泉ニュー阿寒ホテル keiko