2016.02.16
スタッフブログ
冬の雌阿寒岳ご来光登山
みなさまこんばんはkeikoです。
さてつい先日、今年も行ってきたのが雌阿寒岳のご来光登山。ここ毎年挑戦している冬メニュー。とりあえず3時過ぎに阿寒湖温泉街を出発して、野中温泉へ向かいます。真っ暗な中準備をして真っ暗な樹林帯をひたすら登ります。
木々の間からは満天の星空。
しかし油断ならないのは、出発前の天気予報によると1,500m付近は風速13mの風予報とあったこと。そして5~7合目の斜面の状況(先日の暖気と雨で凍っているはず)。
ということでさすがに厳しく写真がありません、4合目でアイゼンに履き替えた後は(いつもは登りは全部MSR)氷の斜面との格闘でした。落ちないようにピッケルを慎重にさしてアイゼンの足を進めた。こわいい~
そして空も白み、難所を抜けて8合目が見えてきました。
「いや~本当に久々に(氷の斜面が)怖かった(汗」
足元が良く見えない上に冷たい風がビュービュー吹いてくる。ゴーグルですっかり顔を覆わないと痛いくらいだった。一足が重たくなってくる8~9合目。それとは逆に空は勢いよく明るくなってくる。もう登りたくない・・・と心の中でつぶやく。
阿寒湖が見えてきた9.5合目からは猛烈な風で、立ってもいられない。火口から吹き上がってくる風はまるで透明人間のスクラム。あんまり押し付けられて斜面に向かえず、仕方なく四つん這いで登る。
しかし眼下には阿寒湖が見えていた。素晴らしいー!
未だ眠る阿寒湖を見ながら、頂上へ到着。
頂上に着いたとたんに雲が多くなり、太陽は雲の中へ・・・ありゃりゃ汗
数枚写真を撮って簡単に休憩をして、風が強いので食事をとらずに下山開始。
帰りはさらに慎重に下りる。だって高い所が怖いので足がすくみます。
9合目で撮ってもらった写真です↑ありがとうございます。
今年は本当に雪が少なくいつもと違う景観の冬の雌阿寒岳。岩やハイマツがずいぶん露わになっていました。(春も早いのかなぁ・・・涙)
未だ太陽の光が差し込まない3合目付近の静まり返った静寂の世界。しかもザックの中のお水を飲もうとしたら凍っていました。
無事下山。おりてくると空気が違った、あの突き刺さった風は?・・・氷の斜面は?・・・いったいどこへ。
空気も心も解き放たれ温かみのある朝陽の中、安心感と眠気に包まれた。野中温泉は樹木も薄も黄金色の霧氷に輝いていてまぶしかった。
今年もご来光登山ができて良かった~ みなさまに感謝感謝。
今日もご訪問いただいたお一人お一人に感謝いたします。
『ありがとうございます。』
北海道釧路市阿寒湖温泉ニュー阿寒ホテル keiko
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